高齢化社会が進むにつれ、住宅におけるバリアフリー化は、もはや喫緊の課題だと言えるでしょう。それは神奈川の賃貸物件においても同様で、物件価値を高めるためにも、新築する場合はバリアフリーにすることが望ましいです。というのも、今後ますます少子高齢化が進めば、入居者の年齢も高齢化していき場合によっては車いすが必要になることもあります。となると、神奈川で高齢者をかかえる家族は必然的にバリアフリーの賃貸物件を探します。
そこで問題となるのが、神奈川ですでに建っている賃貸物件はどうすれば良いのかという点です。一般的には改築やリフォームなどが必要だと考えるかもしれませんが、大掛かりなリフォームをしなくても、段差を解消できるスロープなどを設置することで問題をクリアすることも可能です。段差解消のためのスロープには種類があり、大きく分ければ「可搬型」と「据置型」の2種類です。可搬型というのは使いたい時だけ設置するタイプで、たたむこともできるため保管スペースを多く必要としません。
もう一方の据置型は、原則固定型となり、可搬型と比べてしっかりしているのが特徴です。スロープの勾配については、条件によって1/12や1/15といった具合に法で決まっていますので、あらかじめ設置場所や条件について調べておく必要があるでしょう。費用は、サイズや材質によって差があり、もっとも高いものがアルミ製で1万円以上します。しかし堅牢なつくりが特徴ですので、耐久性を考えるならプラスチックよりもアルミ製を選んだほうが間違いありません。